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アンリの楽天【ご縁】日記

アンリの楽天【ご縁】日記

■tetsurouさんの就職指南

このページは、tetsurouさん[日記はこちら]に

『就職先を選ぶコツは何でしょう?』
とアンリが聞いた後に、掲示板や私書箱でお返事を頂いたものを
編集したものです。(2003年8月29日作成)


こんにちは。
さて、先日のお返事です。
アンリさんは邱永漢さんをご存じですか?

私が学生時代はまってしまった作家です。

別名「金儲けの神様」

この方の著書が参考になると思います。

ただ、最近の著書はアジアや中国へ商売の拠点を移せ等々、
今一つ我々には関係のない内容のものが多いので、
できれば、昔書かれた本の方がよろしいでしょう。
また、株や不動産については右肩上がりのご時世では非常に参考になると思いますが、現在は読み流してもいいかと思います。

ただし、商売に関しての考えかた、要領のいい職の選び方等非常に参考になると思います。

私の就職先を選ぶポイント

1 まず業種を選ぶ。
2 その業界で働いているOBを訪ねて、業界の内情及び一番力のある会社をききだす。
3 一つの会社に4年以上いないこと!
4 その業種の大手と超零細を経験すること。
5 若さはそれだけで最高の武器です。一日も早く独立できるように心がけること。
6 辞める会社とは良い関係を維持する事。

まだ色々出てきそうですが、とりあえずこんなとこかしら?

■1に関して…

将来独立を考えるなら、就職先の選定は非常に重要です。

独立と言っても結局ふたを開けてみれば、勤めていたときと同業若しくはとなりの仕事をしているものです。
逆に全くの畑違いの職業で独立しても成功する確率は格段に低くなります。
ゆえに、将来独立しやすい職業、少人数で、且つ小資本でできる商売を選び、
その修業先として会社を選ぶのがよろしいかと思います。

■2に関してはやはりその業界にいる人が一番内情を知っているものです。

大学のOBに限らず、友人知人あらゆる人の中から自分の行きたい業界で働いている人を捕まえて、
現在の状況将来の展望、そしてどこの会社が魅力があるか聞き出すといいと思います。

一番強い会社もきいとくように。
最強の会社には最強たるべきノウハウがあります。このノウハウは中にスパイとして潜り込まねば教えて貰えません。
私はこのことに就職してから気付きました。
そして、東京方面の仲介業者では最強と思われている
住友不動産販売にコネクションを使い転職(潜り込み)しました。

この住友での経験が今の私の大きな財産となっております。

■3 一つの会社に4年以上いないこと!

新入社員ははっきり言って使い物になりません。

その箸にも棒にもかからん若者を使えるようにするには、えらいお金と時間を会社は投資いたします。
ですから、いっちょ前になった後に辞められては困るのです。
よって、入社4年目くらいになると、他の会社に流出しないように、役職や給料で縛り始めます。

そういった目先のメリットにとらわれない強い意志を持ち合わせていれば良いのですが…。

将来独立を考えているのなら、退職しづらくなる4年以内に転職するべし。
これは私が就職するときにある社長からいただいた言葉です。

■4 その業種の大手と超零細を経験すること。

先日のアンリさんの書き込みにもあったように、小さな会社で修行をするのが実力を付けるには一番良いと私も思います。

しかしながら、大手には大手の魅力もあります。
それは、手っ取り早く社会人としての基本を身につけられること、業界のトップを走る大手企業であれば、
自分の経歴にハクがつくこと(板前さんなんかそうですよね)、
大手の人間の思考回路や戦略、そして限界を知り尽くせること。

必ず将来独立したときに役にたちます。
そして、ミッチリ弱小企業で実力を付けることです。

大手と違って、会社を信用してもらう、自分を信用して貰うことから営業活動をはじめねばならないわけですから、しぜんと力はつきます。

■5 若さはそれだけで最高の武器です。一日も早く独立できるように心がけること。

やってみれば、本当に実感するとは思いますが、若ければ、若い程いい。
助けてくれる、かわいがってくれる年上の方々がそれだけ多い。
かつ体力気力共にまだまだ充実している。
家庭もまだ重荷になっていない。

そして…、失敗してもまだやり直せる。

■6 辞める会社とは良い関係を維持する事。

後足で砂をかけて辞めてはいけない。

同僚、上司、その他諸々の人々から仕事が発生する可能性は異常に高いものです。
また、世間は狭い。どこかでお客様同士が繋がっている可能性が強い。
悪い噂は極力広めない方がいい。

そして、おじさんの人脈をあなどることなかれ。
どんなおじさんにも、後ろには250人の使える人脈があると心得よ。

まぁー、何と偉そうなんでしょ!でもこれは真実です。
こういったことも頭に入れて就職活動をされると良いと私は思います。


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